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「どうしてメンヘラなあの人を好きになってしまうのか?」ー愛情の濃淡ー

夕日と女性

「メンヘラってどういう意味?」と聞かれてあなたはすぐに答えられますか?

ちなみに私はこの記事を書くまで、よくわからないまま雰囲気で使っていました。会話やTwitterではよく飛び交うんですよね。いつの間に市民権を得たのか・・・。

しかし何だか胸がざわつく言葉です。どういうわけか他人事に思えない。

「もしかして自分もメンヘラなのでは?」なんて疑問すら湧いてきてしまいました。

そこでメンヘラと愛情をとりまく関係と、どうしたらメンヘラの人でも健全に人を好きになれるのか、について考えてみました。

強い思いに囚われすぎずに、淡い愛情を大切にしたほうが良いのでは、みたいな話です。

メンヘラという心に隙間を持った人

冒頭の質問に戻って、そもそもメンヘラとは何なのか?

これがなかなか掴みどころがないです。

ググってみたものの、もとはネットスラングのせいか、いまいちピンときません。

そこで人に話を聞いたり、本を読む中で自分のなかでイメージを固めました。

ざっくりとまとめると、

「自分の心が抱える不安定さ、孤独、空しさ、満たされない欲望、総称して『心の隙間』のようなものを、他者からの承認、愛情、あるいは他者への依存で埋めようのする気持ちが強い人。つまり個人で心を支えられない人」

をメンヘラと定義するのではないかと解釈しました。

メンヘラの人は恋愛依存というか、人を強く強く好きになりすぎてしまう傾向もありそうです。

(心の隙間については「なぜあなたは愛してくれない人を好きになってしまうのか」(二村ヒトシ, 2014)を参考にしました)

 

女の人に使われることが多いですが、別に男女は問わないかなと思います。

正直に言えば私も誰かを好きになりすぎたり、嫌いになりすぎたりして心が不安定になることがあるので、メンヘラと言えるかもしれません(少なくとも予備軍ではあると思うし、だからこうして興味をもって記事を書いている)。

愛することはメンヘラと相容れない

メンヘラを語る上でやはり「愛情」はキーワードだと思います。

なるほど、愛、愛、愛、、、愛とは?(遠い目)

などと考えだすと思考が迷宮に入るので、社会心理学と精神分析の大家であるエーリッヒ・フロムの言葉を引用することにします。

(定義とか意味とかしち面倒ですいませぬ。理系の思考回路なんで、このへんしっかりしないと話ができないという病)

エーリッヒ・フロムのベストセラー「愛するということ 新訳版」(Erich Fromm, 1991)から愛に関する言及を引用すると、以下のようなものです。

・愛は人間の中にある能動的で、人と人とを結びつける力である。

・愛は何よりも与えることであり、もらうことではない。

・愛は相手を「知」ろうとして、唯一無二の存在であると「尊重」し、その要求に対して応じる「責任」をもち、その生命と成長を気づかう「配慮」をもつこと。

やたら厳格で堅苦しいですね。菩薩かい。

これを実践しようとすると大変ですが、つまりは相手を気づかい、尊重し、自ら与えるみたいなことを言うようです。

もしこれを愛とするならば、外にあるもので心の隙間を埋めようとするメンヘラとはベクトルが逆です。

ということを踏まえて、実際に自分の周りにいるメンヘラな人のことを考えてみました。

メンヘラは何故かモテる

メンヘラは漠然とした概念なので、「あなたはメンヘラだ!」と断定はできません。

ただ今までの人生のなかで関わってきた人たちのなかに「そう言われてみればメンヘラなのかな」という人はいます。当時はそんな言葉はなかったですが・・・。

 

私の経験則ではありますが、メンヘラっぽい人は異性からモテます

男は微妙ですが、とくに女性はけっこうモテる。

扱いにくそうな人なのに何故か周囲の男性陣からは祭り上げられている、みたいなケースに遭遇したこともありました。

不思議です。

普通に考えればそんな面倒くさそうな人とは、距離を置きたくなりそうなものなのに。

 

推測するにですが、男は心のどこかに「人から頼りにされたい」、「唯一の存在として女の子を救いたい」、みたいなヒロイックな願望があって、それがうまくメンヘラとマッチするからなのではないかと思っています。

女性陣からは「なんで男はあんな女を好きになるの!?」みたいな声を聞きますし、男友達の恋愛模様を端から見ていても「なんでこんな人を好きになるかなぁ」と思ったりします。

なんて言いつつ自分もけっこうメンヘラな人に惹かれることがあるので、そこはなんというかこう、ままなりませんね・・・。

 

ただちょっとベクトルは違うかもしれませんが「だめんず」、いわゆるしょうもない男を好きになってしまう女性も多いみたいなので、ダメな人が気になってしまうのは人類共通なのかもしれません。

メンヘラの恋愛が上手くいきにくいことへの考察

じゃあメンヘラはモテるのだから幸せな恋愛をしているのか、と言われればそうでもなさそうです。

なんかこう歪んだ関係が構築されていたり、浮気に二股があたり前だったり、それは果たして幸せなのかと思ってしまうこともあります。(いや人の幸せなんてそれぞれで、横から口をはさむ問題ではないのですが・・・)

 

定義のところで書きましたが、メンヘラな人は空虚感を抱えていることが多いです。自分を満たすことで精一杯になりがち。

ひどい場合は心の隙間を埋めるために、相手を自分勝手に振り回してしまったりします(悪気がなくとも)。

フロムの厳格な愛の定義からすると、愛情表現がねじまがっている。

もちろんメンヘラはその人を構成する要素のたった一つでしかないわけですが、歪んだ愛情をぶつけられた方は混乱するし疲れます。

 

だから健全な人はメンヘラの人からそっと離れて、別な人を求めます。

それでも残ってメンヘラの人と関係を持ち続けるのは、メンヘラの人を助けることで自分の心の隙間を埋めようとする人。つまりメンヘラの傾向を持つ人が多くなります。

だから共依存のような関係になり、お互にずれた愛情をぶつけ合うから穏やかな恋愛にならないのかな・・・というのが持論です。異論は認める。

愛情表現の3パターン

ここでまた本を引用しますが、人はもとの性格や育ちによって愛情の受け取り方や与え方が変わるのだそうです。

「異性の心を上手に透視する方法」(アミール・レバイン and レイチェル・ヘラー, 2016)によると、愛情の授受は3つのパターンに分けられます。

  • N型(不安型)・・・自分にあまり自信がもてず、相手に依存する。愛情をもらえないと過度に不安になる。
  • V型(回避型)・・・愛情を向けられると怖くなる。近寄られると自分の領域を守ろうとして、相手を突き放す。
  • S型(安定型)・・・自立して安定している。相手からの愛情も素直に受け取るし、自ら愛すこともできる。

メンヘラの人はN型っぽいですが、V型の愛情表現をすることも多いのではないかと思っています(根っこは似ている)。

一方、S型の成熟した愛情のやり取りに長けていません。

過度に依存して相手の生活を侵食する。あるいは愛情を突き放すことで、自分の孤独を守ろうとする。

だから一般論になりますが、メンヘラとの恋は成就させにくいのではないでしょうか?

あくまで単純に考えればですが。

思いに溺れてしまわぬ前に離れる

とここまでメンヘラの考察をしてきたわけですが、ここからはじゃあどうするのかという話です。

自分にメンヘラの気があったらどうすれば良いのか?

あるいはメンヘラの人を好きになってしまったらそうすれば良いのか?

メンヘラとしての自覚もある私の経験上ですが、もしここまで書いてきたようなことに心あたりがあって、さらにメンヘラっぽい人を好きになって仕方がないという人は、いったん心理的に距離を取ってみるのがおすすめです。

 

人を好きになるにもいくつか種類があると思っています。

人は強くて輝かしい部分ばかりを好きになるのではありません。弱さやネガティブさも、ときにはその人の魅力になります。

そしてここが人生の妙というか、後者のちょっと不健全な好きのほうが、引力が強い気がしてしまう

これは恋愛ごとに限らず、ブラックな会社を辞められない、悪いと思っている習慣を絶てない、といった現象も同じ理由なのではないでしょうか。

 

誰かの闇に惹かれてしまっている時は、盲目になりやすいのものです。

適当に離れると「あ、やっぱりそんなに好きではなかったんだな」、「惰性で好きになっていたんだな」と冷静になれます

淡い愛情を大事にしてみる

もうひとつ。

自分のメンヘラさや、誰かのメンヘラさに苦しんでしまっているなら、いま一度自分の愛情を再考してみるのも有効だと思っています。

メンヘラの人は誰かをすごく好きになってしまいがちだけれど、その毒々しいほど「濃い」好きは本当に大切なのか?

 

何か決断をしなければいけないとき「それをどれくらい好きか?」を基準にすることもあります。

得てして好きの強度が大きいほうが尊ばれる。

けれど何かを強く求めようとすると、分不相応な欲望が膨らんだり、現実と理想の違いが攻撃してきたりもします。強い思いは諸刃の剣。

 

思いの強さをもてあまして苦しむようなら、普段は無視してしまいがちな「淡い」好きに身をあずけるのも良いと思っています。

めっちゃ好きってわけもないけど、この人は大事にしたいなあ、いっしょにいると落ち着くな、くらいの淡くて優しい好きを優先してみる。

その方が人間関係がうまくいったことがあります。

 

濃い愛情から心理的に距離を取って、心をニュートラルな状態に置いてみる

別に燃えるような愛情を否定はしませんが、そんなクールダウンも時には大事。

衝動の渦に飲み込まれずに、きっちりと気持ちに線引できます。

それでもまだ好きなのであれば、メンヘラなあの人でも愛する価値はあるかもしれない。そう考えられる。

というステップを踏めば、自分を含めてメンヘラな人でも健全に人を好きになれるのかなと思っています。

 

ということでメンヘラについての話でした!

うーん感情論は難しい。

 

明日から本気を出す!

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